1988年 第32回 女流陶芸展 毎日新聞社賞受賞作品。
市松文(いちまつもん)は、格子模様の一種で、二色の正方形(または長方形)を交互に配したチェック柄の模様です。
練込(ねりこみ)は陶芸の装飾技法の一種で、カラフルな顔料によって着色された粘土を焼き上げた様々な模様を持った陶磁器です。
最初に一色ずつ色土を練り、小さなパーツを用意して、それらを重ねたり組み合わせたりしながら色の合わせ方や重ね方の違いにより、小さな模様から大きな模様を作り上げて、さまざまな文様を紡ぎ出していきます。
本品は、日本の伝統工芸の素晴らしさを実感できる一点物の逸品です。
作者銘入り。
作者の女流陶芸家 中津康華は、大阪府八尾市にて康工房主宰。
備前焼は北野陶将氏に師事、練込み技法は三村和弘氏に師事、第32回女流陶芸展にて毎日新聞社賞受賞など各工芸展では入選多数。
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